国内で苦戦するベトナムのアパレル企業 海外では好調
ベトナムの繊維・アパレル産業が海外では順調なのに国内では苦戦、と専門家が指摘。
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人気ブランドの輸出額は毎年、数百億米ドルにもなるが、9,000万人もいる地元顧客に焦点を当てている企業は少ない。
代わりに、ますます多くの外国ブランドがベトナムに進出してきている。
ベトナム小売業協会によると、ベトナムには200以上の外国ファッションブランドが存在し、中級から高級品市場シェアの60%以上を占めているという。
一年前にベトナム市場に進出したスウェーデンのアパレルメーカーH&Mは、来月には店舗数を6店にまで増やす予定だ。
Zaraもまた、ハノイとホーチミン市に店舗を持つ。
一方、Mango、Stradivarius、Massimo Dutti、Topshopと言った外国ファッションブランドが最近、ベトナム市場に参入した。
ThyやFoci、Sai Gon 2、Ninomaxx、PT 2000といったベトナム製品ブランドは、開発期間後に生産規模の縮小を余儀なくされる。
例えば、アパレル会社Sai Gon 2は過去に70から80の商品を発売したが、今も製造されているものはこの約半分しかない。国内市場における同企業の生産量は2016年に比べて20-25%減少し、現在Saigon 2は国内市場を断念することを認めている。
市場で生き残るために、Fociは新たな投資の全面停止と店舗販売縮小を余儀なくされた。
他社への対抗手段として、同社は制服販売とネット販売拡大に重点を置いている。
Manh Cuong Garment社のNguyen Van Tang社長は、国内販売よりも日本へ作業着を輸出する方が彼の会社にとっては良いと述べた。
さらに、Nguyen Hoang社のHoang Huu Chuong会長兼最高責任者は、アメリカと中国の貿易戦争により、繊維・アパレルを含む中国製品がさらにベトナム市場へ押し寄せるだろう、と述べた。アパレル企業は偽造品や模倣品問題にも直面することになる。
当局が国境で偽造品や模倣品を差し押さえ、市場管理機関が不正行為を行っている企業および個人を取り締まる必要がある、とChuong会長は述べた。
さらに、当地のアパレル企業がデザインや素材、流通機構における欠点を克服しなければならない、とChuong会長は付け加えた。
実際、ベトナムは原材料が足りないわけでは無く、これら原材料を使った製品をデザインすることが大事であり、もし彼らが外国のデザインや輸入した材料を使用すれば、ベトナムがファッション業界を発展させることは絶対にできないだろう、とChuong会長は述べた。
ファッション産業を発展させるためには養成段階から始める必要がある、とベトナム繊維協会(VITAS)のVu Duc Giang会長は述べた。
「従来通りの服をデザインするだけでなく、糸や生地からデザインできるように学生を育成する必要があります」と、Vu Duc Giang会長は「経営時報(Thoi bao kinh doanh)」誌に話した。
国内ビジネスは経済的に安定していないことが多く、流通システムの開発は扱いにくいことも多い。異なる業種の企業が一緒に取り組むことがこの解決策になる、とVu Duc Giang会長は述べた。
ホーチミン市繊維・アパレル協会会長であるPham Xuan Hong氏は、市内に業界のための貿易イベント開催やより良い取引を奨励するためのデザインセンター設置を協会が提案している、と述べた。
ベトナム繊維協会のLe Tien Truong会長は、協会会員企業が彼らの流通システムを共有すれば互いの店舗で商品を販売することができると提案した。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3553.html
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