シンガポールで住宅・医療補助政策を発表 増税で負担を賄う
リー・シェンロン首相は8月19日、建国記念日大会で高齢者に対する医療補助、長期に及ぶ公営住宅政策を発表した。巨額の歳出を伴う計画で、予算確保のため増税は不可避とエコノミストは予想している。
ソース:http://www.asiax.biz/news/47477/
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リー首相が発表した主要政策は、1950年代に生まれた市民の医療費を補助するムルデカ世代パッケージおよび公営住宅の改修・再開発計画だ。
SIMグローバル・エジュケーションのタン・ケーブン講師は、物品・サービス税(GST)、酒税・たばこ税、さらには所得税率の引き上げを予想している。
DBS銀行エコノミストのシア氏は、外貨準備など国家資産を運用するシンガポール政府投資公社(GIC)、テマセク・ホールディングス、シンガポール金融管理庁(MAS)が得た投資利益のうち、国庫に移転する割合の引き上げが再び論議される可能性を指摘した。
政府は既にGST増税の方針を示しており、OCBC銀行エコノミストのリン氏は、GST増税分はムルデカ世代パッケージに充当されると予想している。
CIMBプライベートバンクのソン氏は、政府はGST増税のほか、電子商取引税の導入で歳入増を図ると予想している。
一方、大華銀行(UOB)のフランシス・タン氏は、長期にわたり実施される支出であり、税負担は世代をまたいで国民が負うことになるため過剰な懸念は不要との意見だ。
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