シンガポールで医療費の支援対象を拡大 1950年代生まれも対象に
ナショナルデー・ラリーでリー・シェンロン首相は、シンガポールの国造りに貢献した、1949年かそれ以前に生まれた国民の医療費を補助するパイオニア世代パッケージに加え、50年代に生まれた国民を支援するムルデカ(独立)世代パッケージを導入すると表明した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/47474/
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リー首相によると、賃金が低かった時代に働き始めた、現在60歳台の、国家建設に貢献した国民であり、支援を受けるに値するという。
パイオニア世代パッケージ同様、外来診療補助、医療保険メディセーブ補助、メディシールド・ライフ保険料補助、長期ケアに対する支援が受けられるが、支援額はパイオニア世代より少ない。
地域社会の医療機関を支援する計画では、低・中所得層は糖尿病、高血圧など慢性病の治療で一般開業医を利用すると補助を受けられるが、今後は所得に関係なく、全ての国民が補助の対象となる。
生活費についてリー首相は、生活スタイルの変化を取り上げ「携帯電話などかつて奢侈品だったものが必需品になり、そうした生活の質を維持するため出費が増加している」と述べた。
締めくくりに当たりリー首相は「住宅、医療面の政策変更は野心的試みであり、50年あるいはそれ以上に及ぶ、総選挙の洗礼を何回も受ける計画だ。このような長期にわたる計画を作れる国はシンガポール以外、ほとんど存在しない」と述べ、国民としての団結をよびかけた。
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