民生用ドローン開発のDJI 次なる市場はエコシステム
【深セン発】中国広東省深セン市に本拠を置くDJIが、法人向けのビジネスを加速させている。5月には、米マイクロソフトと戦略的パートナーシップを結んだ。
この記事の続きを読む
DJIのケビン・オン・コミュニケーションディレクターは、さらなる成長に向けて「エコシステムを広げる」と意気込んでいる。
DJIは、民生用ドローンのトップベンダーで、世界シェアは7割を超える。他社との競争に先んじるため、最近は法人向けビジネスにも力を入れており、マイクロソフトとのパートナーシップもその一環だ。
今回のパートナーシップでDJIは、Windows 10 PC向けの新しいソフトウェア開発キット(SDK)を提供し、日本を含めた世界中でSDKを使ったWindows用ソリューションの開発を促進する。開発したソリューションは、ドローンが収集したデータをマイクロソフトのクラウドサービスMicrosoft Azureに蓄積し、Azureの人工知能(AI)技術と機械学習で分析、活用することができる。
ケビン・コミュニケーションディレクターは「SDKによって柔軟な開発を実現し、業種や企業によって異なるニーズに幅広く対応できるようにすることが、パートナーシップの狙いだ」とし、「Azure上でデータを安全に利用できることは、企業のビジネスチャンスを広げることにつながる」と説明。さらに「われわれはドローンをつくることを専門としているが、最も重要なのはエコシステムを広げることだ」と強調した。
DJIは現在、農業や建設、公共安全などの分野を重要視しており、これらの分野でもマイクロソフトとの協力を強化する。今後、両社はソリューションの共同開発を進め、産業用ドローンの導入拡大を目指す考えだ。
(週刊BCN+ 齋藤秀平)
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20180730_163467.html
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
ITビジネスの+αを提供する情報サイト / 日本や中国のIT産業の情報が満載
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由