これは「日本メーカーとの安定した協力関係をいかに構築するか」というセミナーに参加した専門家の意見である。
本セミナーはホーチミン市にあるベトナム商工会議所(VCCI –HCM)が日越人材育成センターと協力して7月27日に開催された。
VCCI-HCM所長のVo Tan Thanh氏は、2017年以来日本はベトナムにおいて最大の外国投資家となっており、ベトナムFDI投資総額の25%以上を占める91,1億ドルに達していると述べた。2018年最初の6ヶ月間で、日本の企業はベトナムの投資プロジェクトに約65億ドルを投資し、ベトナムの投資総額の約32%を占めている。
日本国際協力機構(JICA)の専門家でありパナソニック・エクセル・インターナショナルのコンサルタントである清水剛氏は、ベトナムでは1,600社以上の日本企業が進出していると述べた。その内約70%の企業が今後1〜2年で事業を拡大すると答えた。このことは、ベトナムにおいて日本のビジネスパートナーを探すニーズが高まることを意味し、それはベトナム企業にとってチャンスとなる。
協力の需要が非常に高いものの、日本のメーカーもベトナムのローカルの資材及び部品を購入したくても、ベトナムにおける現在の人材、品物の供給能力及び品質は日本企業にとって一番大きい課題となっている。
日本企業によるベトナムへの投資動向では、貿易に加え、生産が優先されている。従って、日本企業のバリューチェーンへ参加する機会を増やすために、ベトナムは品質保証能力及び安定して協力でき、信頼性の高い資材、部品、機械等を提供できる生産企業がもっと必要である。
日本の専門家もベトナム企業が日本企業と協力したい場合、長期的な戦略とビジョンを持たなければならないと率直に述べた。なぜなら、日本企業は新しいサプライヤーの受け取りに非常に慎重ではあるが、信頼関係を築けたなら長期的に協力し、パートナーも一緒に成長できる良い条件を出してくれるからである。
ソース:https://goo.gl/cMDpg4
ベトナム語翻訳者:キム