日本、ベトナムの海外投資国で2位の韓国を突き放して首位
ベトナムの計画・投資省(Ministry of Planning and Investment)の海外投資局(Foreign Investment Agency)は、1月~7月の同国への直接投資(以下、FDI)についての詳細を公表し、国内海外投資の30%を占めた日本が、全96ヶ国の中で首位になっていると発表した。
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同国への日本の海外投資額は合計で68.8億米ドルに上っており、96ヶ国中23.8パーセント(54億6000万米ドル)で2位となっている韓国に大きな差を付けている。
投資の対象セクターについては、1位が加工製造業で投資額は最も大きい96億3000万ドル、2位の不動産が56億米ドルとなっている他、卸売小売セクターに対しても16億9000万ドルが投資されている。不動産分野については、2017年に同国最大の投資国であった韓国を抜き、日本の投資が加速の一途を辿っている。
また日本貿易振興機構の調査によれば、以前は主にベトナムの産業セクターに投資をしていた日本も、昨今は同国のサービスおよび農業セクターへの投資に移行してきているとのことだ。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
ベトナムはASEAN諸国の中でも特に経済発展が著しく、2050年まで安定的に成長を遂げると推測されている。その高い将来性と大きな可能性からアジアはもちろん世界中の投資家の注目が集まっている。
ベトナムと日本政府の友好的な関係を背景に既に1700企業の日系企業が同国に進出している。特に日本企業にとっては低廉豊富な労働力が魅力的で、同国は常に投資有望国として名前が挙げられている。東南アジア進出の最初の国として、またはタイや中国など他国に既に進出している日系中小企業にとっても、次なる投資先として最注目の国と言えるだろう。
(参照)https://en.vietnamplus.vn/japan-top-foreign-investor-in-vietnam/135344.vnp
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