国民生活白書によると、過去10年間に国民の生活水準は向上を続けているが、特に直近の2年間で大きく向上したという。向上が見られる分野は、電力、教育、耐久消費財の保有、最新技術の利用で、2015年は電気が使用できた世帯はミャンマー全体の34%だったが、2017年には42%まで伸びたとしている。
また、2010年~2017年の間に中学校進学率が47%から68%に上昇。全世帯の82%の家庭で携帯電話を1台以上所有しており、そのほとんどはスマートフォンであると指摘した。
一方、シャン、モン、ラカインなどの州では子供の10人に1人が小学校に通うことができず、エーヤワディ管区やラカイン州では、河川の水を飲み水として利用していると報告した。白書の基になる調査は2016年12月から2017年12月までの1年間に全国330の郡において行われた。