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GrabによるUberの東南アジア事業買収 競争法違反で罰金の可能性

 
声明でCCCSは、両社は取引が競争法違反になる可能性を知りつつ取引を遂行したと指摘。また取引成立17日前、CCCSが提示したアドバイスを拒絶し、取引成立を目指したと批判。買収取引によりシンガポールにおいて競争が大幅に減じられたとの判断を示した。
 
両社は、独占禁止にかかわる罰金を受けた場合、分担することでも合意していたという。
 
CCCSは買収案を審査した結果、買収成立で配車サービス市場への新規参入は困難になると指摘。同業他社は運転手、車両の確保が難しくなるとの判断を示した。
 
これに基づきCCCSはグラブに対し、買収前の料金体系の維持、運転手を一定期間縛る契約条項の撤廃などを提案した。ウーバーは既に東南アジア業務を撤収している。
 
CCCSの仮決定に対しグラブは「グラブは業界で目立つ存在ではあるが、競争相手はいる。最近、競争は激しくなっており、委員会はこうした進展を考慮していない」と反論した。