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独「VW」 全個体電池の米「クアンタムスケープ」との協力強化

 
クアンタムスケープは、スタンフォード大学のスタートアップ企業で2010年の設立。米カリフォルニア州のサンノゼに拠点を置く。VWとは2012年から協力関係にある。
  
VWは、出資比率の拡大に伴い、VWグループの研究を統括するアクセル・ハインリッヒ氏をアンタムスケープの監査役会に送り込む。
 
新たに設立する合弁会社では、全個体電池の量産化を目指す。2025年までに生産体制を構築することを目標としている。

全個体電池は、エネルギー密度の高さ、安全性の高さを特徴とし、充電時間の短縮や電池の小型化が可能になる利点がある。VWによると、全個体電池では、現行のバッテリーパックと同じ大きさで、従来の内燃エンジン車と同水準の航続距離を確保できるという。