シンガポールで海水淡水化プラントが開所 水への需要未だ高く
シンガポール公益事業庁(PUB)は6月28日、西部トゥアスに建設した国内3つ目の、海水から飲料水を作るプラントを開所した。
この記事の続きを読む
投資額は2億1,700万Sドル(約175億円)で、1日最大3,000万ガロン(1ガロン=4.546リットル)の水を生産できる。20万世帯の水需要を賄える量だ。
これで淡水化工場は国内水需要の30%(現在は25%)を満たせるようになる。マリーナ・イーストとジュロン島でも同3,000万ガロンの工場が建設中で、2020年に完成の際は、シンガポールの淡水化能力は1日1億9,000万ガロンになる。
政府は、60年までにはシンガポールの水消費は現在の2倍の1日8億6,000万ガロンに増えると想定し、水確保への設備投資を推進している。
海水の淡水化以外では、下水を原料とするニューウオーターを生産している。こうした生産費を反映した料金体系をPUBは採用し、あわせて国民に節水を呼び掛けている。
淡水化には多くの電力を必要とするため、トゥアスの工場では省エネ技術を試験採用している。電力消費を半減できる可能性があるという。
工場の屋根にはソーラーパネルを設置した。発電能力は年140万キロワット時で、事務所棟の電力を賄う。
同工場はPUBが所有・運営する初の淡水化工場。既存の2工場は水処理のハイフラックスが運営している。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46980/
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
シンガポールのビジネス情報サイト【AsiaX】
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由