6月27日にホーチミン市で開かれたセミナーで代表者は、デジタルインストアを利用し、ショッピング体験を最大限に活用することが、今後の消費財分野における成功の鍵であると述べた。
また、小売業界はその増加の一途をたどる市場で、わずか10年の間に幅広いショッピングチャネルを利用して変化を遂げてきたと述べた。
さらに同氏は、ベトナムの小売売上高は引き続き拡大するだろうと指摘した。
従来の買い物方法が総売上高の約4分の3を占める一方、近年では新しいショッピングチャネルも拡大しており、今後もさらに増加する見通しである。
「1世帯あたりの規模が縮小するなか、消費需要は変化し、各家庭が一度に多くの物を購入しなくなりました。」とHo氏は述べ、さらに、ベトナム人は新しいショッピングチャネルを利用して買い物をすることがだんだん多くなってきたと付け加えた。
DKSHとSmollanのフィールドマーケティングにおいて、東南アジアのビジネス開発マネージャーであるBjorn Kruizenga氏は、世界中の買い物客のうち、70%が店内で買うか否か悩んで判断し、20%が衝動買いをすると語った。
どのブランドのものを購入するかは、28%の商品が通常その店舗に入る前に決まり、さらに約25%の消費者は、衝動買いした商品は、店頭にディスプレイされたものだと気づいている。
買い物客の10人に1人は、店内で別のブランドに切り替えているという。
店内でのショッピング体験を最大限活用することは、小売業において成功の鍵である。
企業のデジタルインストアは、業績評価指標を記録するための明確なデータを提供することで買い物体験を最大限利用し、消費者ブランドの在庫管理を保証するのにも役立だったとHo氏は言う。
バリューチェーンの最後の「1マイル」におけるフィールドマーケティングは、買い物客をバイヤーに転換して顧客の販売を促進するため、DKSHにとって不可欠な要素となった。
また、日用品ブランドは市場シェアを拡大するために、新製品を発売したり、店舗やオンラインチャネルを拡大することが可能だろうと同氏は述べた。
「これには研究開発とマーケティングへの投資が重要ですが、一方でスーパーマーケットの在庫スペースは限られていることが多いのです。」
「Eコマースプラットフォームの人気が高まっているにもかかわらず、日用品の売上高の大半は物理的なPOSで処理されています。」
それゆえ、小売業界では既存製品の供給を最適化し、あらゆる機会において、店舗の活用性と可視性を最大限にすることが重要だとHo氏は述べた。
フィールドマーケティングチームは、日用品ブランドと小売業者の間で重要な役割を果たしており、両者が買い物客に最適な商品を提供するのを支援している。
ベトナムのEコマース取引は、2016年の全国の小売売上ではわずか0.3%だが、今後はかなり発展するだろうとHo氏は言う。
そのために企業は、将来適切な計画を策定するためにEコマース取引へ投資を行い、調査を実施する必要があると、彼は述べた。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3463.html