シンガポールのシェアリング業者が債務超過で撤退 新規参入は多難の途
自転車シェアリングのオーバイクは6月25日、シンガポールでのサービスをやめると発表した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46931/
この記事の続きを読む
駐輪に関する法改定で導入される予定の規制を満たすのが困難というのが表向きの理由だが、収入が経費に追い付かず資金繰りがつかないのが本当の理由のようだ。
オーバイクは2週間前には豪州から撤退していた。
オーバイクはシンガポール生まれの企業。昨年1月、サービスを開始したが、昨年度の売上高は91万Sドルで、425万Sドル(約3億4,100万円)の赤字を計上。約1,100万Sドル(約8億8,450億円)の債務超過に陥っている。
雇用したPR会社、および無法駐輪自転車の回収を委託した業者への支払いも数カ月怠っている。
駐車・駐輪場法改定案では、自転車シェアリング業者は見境なく駐輪する利用者の情報を同業者と共有しなければならない。
また自転車シェアリングは陸運庁(LTA)からの免許取得が必要になるが、自転車1台当たり60Sドル(免許料と証拠金がそれぞれ30Sドル)の納付を求められるもようだ。
中国系オーフォーとモーバイク、シンガポール資本のエニーホイールとSGバイクは免許を申請する方針だ。
NUS(シンガポール国立大学)・LTA運輸研究センターのリー・ダーホーン所長は「シェアリング業者の収入はわずかで、経費を賄えない。ほかの業者も撤退の可能性がある」と述べた。
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
シンガポールのビジネス情報サイト【AsiaX】
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由