両備ホールディングス ミャンマーのティラワ経済特区で大型冷凍・冷蔵倉庫を開業
両備ホールディングス(本社:岡山市北区)は6月12日、ティラワ経済特区内に大型の冷凍・冷蔵倉庫を完成させ、営業を開始した。開業式典の模様を国営新聞「Myanma Alinn」が6月14日に伝えたもので、式典には、ヤンゴン管区政府、計画・財務担当のミィン・タウン大臣、ミャンマー港湾当局のニー・アウン総局長、在ミャンマー日本国大使館の丸山大使、RYOBI MYANMAR DISTRIBUTION SERVICE Co., LTDの小嶋光信社長などが出席した。
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ミィン・タウン大臣は「ティラワ経済特区にこのような大規模な冷凍・冷蔵倉庫が完成したことはヤンゴン管区だけでなくミャンマー経済発展のために貢献するだろう。経済を発展させるには製造工場だけでは不十分で、製品の円滑な物流を支援するこのような施設が不可欠だ」とスピーチした。
RYOBI MYANMARの発表によると、総投資額はおよそ30億円。倉庫の稼働はフロンを使用しない省エネ冷凍システムを採用し、常温、定温、冷蔵、冷凍のいずれにも対応している。敷地面積は約5万㎡。倉庫は鉄筋コンクリート・鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は36,695㎡。うち常温14,098㎡、定温1,160㎡(2室)、冷蔵1,523㎡(3室)、冷凍1,901㎡(3室)、文書保管(534㎡)。また、事務所(1,485㎡)のほかに食堂や休憩室、機械室などが併設されている。ランプウェーを整備し、2階までトラックで上がることができるという。冷媒としてフロンの使用が一般的なミャンマーでは初となる省エネ冷凍システムが採用され、ミャンマーで最大級の冷凍・冷蔵倉庫となった。
両備グループは、アジアにおけるコールドチェーンの確立を第一の事業目的としており、2016年にはベトナムのホーチミンで大型物流倉庫を稼働させている。
Photo by Waldemar Merger on Flickr
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