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独自動車大手「ダイムラー」 ハンガリー第2工場を着工

   
2020年代の初めに操業を開始する予定。投資は総額で10億ユーロ。今回の投資により約2,500人の新規雇用が創出される見通し。
  
「フル・フレックス工場」では、コンパクトカーや後輪駆動のセダンといった異なる車両構造(アーキテクチャ)のモデルや、内燃エンジン搭載車から自動運転機能を備えた電気自動車も含め様々な駆動タイプの車両を一つの生産ラインで生産できる。
  
また、ケチケメートの第2工場は、産業のデジタル化を目指す「インダストリー4.0」の取り組みのベンチマークとなる近代的で柔軟性に優れた高効率の工場とする計画。車体製造、塗装施設、最終組み立ライン、産業パークが揃った一貫生産工場で、生産システムのネットワーク化、デジタル技術の投入、生産データの活用、機械と人間が協力する生産システムなどを特徴とする最先端工場になる。
  
ダイムラーは既存のケチケメート工場では2012年から前輪駆動のコンパクトカーを生産している。従業員数は現在約4,000人で、2017年は19万台以上を生産した。
  
ダイムラーは第2工場の建設により、生産能力を拡大するとともに、将来に向けて柔軟な生産体制を構築していく。
  
ソース:http://fbc.de/auto/ai16251/