Singapore Student Learning Space(SLS)と呼ばれるオンライン学習システムは、昨年8月に62の小学校と中学校で試験的に導入され、今年2月以降にも複数の学校で利用された。
SLSは複数の科目の学力アップを強化するために開発されたもので、MOEによると、教師や生徒からの概ね好意的に受け入れられているいう。実際に導入された学校では中間試験の結果でも改善が見られたようだ。
SLSでは自習機能を強化しており、生徒は自分のペースで関心ある分野について徹底的に学習することができる。実際に利用した生徒によるとログインさえすれば、いつでもどこからでも学ぶことができ、従来のクラス型の授業より利便性が高いという。また、自主学習機能では各自利用する生徒が理解していない点などを指摘することで、より理解が必要とされる分野に焦点をあてた学習も可能。
またSLSは協調学習の効果も期待されている。SLSを通じて生徒たちは設問への回答について議論し、教師が利用生徒全体の理解度などがわかるようなヒートマップを閲覧することもできる。
ソース:http://www.kamobs.com/category/singapore-news/