武田のシャイアー買収は、希少病医薬品部門やがん、消化器系疾患、神経精神疾患の治療薬部門などの底上げが目的。3月末に買収を提案したが、シャイアーは条件を不服として拒否していた。
これに対して武田は、当初は1株当たり44ポンドだった買収額を段階的に引き上げ、最終的に49ポンドまで増額。シャイアー取締役会の承認を取り付けた。
買収は現金と株式交換を組み合わせた形で実施される。現金支払いは1株当たり30.33米ドル。2019年上期の買収手続き完了を見込む。武田とシャイアーの株主は、統合で誕生する新会社の株式をそれぞれ約50%保有することになる。
統合後の新会社は、消化器系疾患領域、ニューロサイエンス(神経精神疾患)領域、がん領域、希少疾患領域および血漿分画製剤で世界有数の企業となる。
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