ロシアCIS市場へのゲートウェイ「ベラルーシ」に日系投資家が注目する理由
ルスラン・イエシン駐日ベラルーシ共和国特命全権大使は、5月9日から11日にかけて東京と大阪で開催された第1回ベラルーシ・日本経済フォーラムにおいて、ベラルーシにおける有望な投資先を提示した。
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同フォーラムに参加した日本の投資家たちが特に注目していたのは、ベラルーシ国内に存在するグレートストーン工業パーク、およびMogilev Oblastの日本・ベラルーシ工業団地でのプロジェクト立ち上げについてだった。またイエシン氏も、大手日本企業に対して潜在的なプロジェクトを紹介することができたと語っている。
さらに同国のマラシコ・ベラルーシ保健大臣も中根外務副大臣と会談し、製薬・医療産業における日本との共同プロジェクト計画について議論し、同国の医療施設の強化について話し合いの場が設けられた。
そして同会談で日本政府は、ベラルーシへ常駐の特命全権大使を派遣することを決定したことを説明しており、今後の二国間関係の更なる発展への期待を表明した。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
今回の大臣訪問は、将来におけるベラルーシと日本の関係強化を強く感じさせるものであり、初のフォーラム開催は今後の2国間の共同プロジェクトの実現を強く予感させるものとなった。現在日本国内ではベラルーシの最新情報を収集する機会が極めて限定されていることもあり、貴重な素晴らしいイベントであったといえるだろう。
ベラルーシはアルメニア、カザフスタン、キルギス、ロシアとの域内通関手続きが電子化されるなど、ロシアCIS市場へのゲートウェイとしても注目されており、同国内において日本企業が進出していくことで、同国の経済成長に大きく貢献し、様々な分野での開発の実現に期待ができそうだ。
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