このため統計では国内総生産(GDP)より、居住者が1年間に生み出す財とサービスの付加価値の合計である国民総所得(GNI)を重視するという。
チャン氏によれば、シンガポールが世界で居場所を確保するためには、資源を入手し、市場に参入する必要があり、後背地である外国との接続を良好にしなければならないという。
このため、空運、海運、陸運以外に、データ、金融、人材、技術の領域でも世界とつながり、集合点となるための努力が必要で、他国に先んじて地位を固めなければならないという。
港湾荷役のPSAは港湾の規模だけでは外国の大型港湾に対抗できないと判断。世界各地で港湾、サプライチェーンを運営する戦略に転じ、各地の港湾に出資してきたという。
チャン氏はまた、地政学上の変化に左右されない、原則重視、中立性をシンガポールの強みとして強調。米朝首脳会談の場に選ばれた理由の一つだと述べた。