5月2日に開かれた会議において同省のRamon Lopez長官は、世界のハラール市場において、他国に引けを取らない競合国として成長できるようフィリピン政府が後押しをしていく考えであることを明かした。
2014年現在、世界のイスラム教徒の人口は20億人以上となっており、年間1.8パーセントずつ増加している。さらにその大半をアジア諸国が占めていることから、ハラール産業の成長を目指すフィリピンにとってはこの上ない環境であるといえるだろう。
またイスラム以外の市場においてもハラール製品の需要は高まりつつあり、今後はハラール産業がさらに発展していく見込みだ。フィリピン統計機構(Philippine Statistics Authority)のデータによれば、フィリピンの主な輸出品はココナッツオイル、インスタント食品や飲料、バナナなどである。現在東南アジア諸国連合市場において、ハラール商品の輸入元はマレーシアとインドネシアがトップ2となっている。
またフィリピンは近年、世界のハラール認証団体のネットワークフォーラムである「国際ハラール認証フォーラム」(International Halal Accreditation Forum)にも参加をしており、フィリピンの更なるハラール市場の発展に期待がかかる。
ソース:https://davawatch.com/articles/2018/05/14/9041.html