三菱自動車、新工場建設も視野に入れ6月からベトナムへの車両輸出を再開か
三菱自動車は、現在停止しているベトナムへの完成車輸出を、6月にも再開する見通しであることを明らかにした。
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2018年1月以降、ベトナムでは車両の輸入に対する規制が導入されており、生産国での品質証明が要求されるようになっている。その影響を受け、本田技研工業を除くほとんどの日系自動車メーカーが同国への車両輸出を停止している。
現在、ベトナムへの輸出が凍結されている同社のタイ工場で生産される車両は、タイでの品質認定を受けた後に出荷を再開する見込みで、出荷が予定されている車種には燃費の良いミラージュや、世界市場で販売されているパジェロスポーツなどが含まれている。
三菱自動車CEOの益子修氏は、ベトナムを含む東南アジア諸国連合(以下、ASEAN)を最重要市場と据えており、同国への輸出を早期再開し、将来的にはベトナム国内に工場の新設も予定しているとコメントしている。また、タイ国内で生産されベトナムに輸出された車両数は、2017年度最初の9ヶ月間で約4,400台を記録しているという。
2018年ベトナムは、三菱自動車を始め日経自動車メーカーにとって大きな市場になると見込まれていただけに、年頭から実施された規制は各社にとって大打撃となっているのは間違いないだろう。
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