日本電産、家電製造に注力 米国冷蔵庫部品メーカーを買収
海外での買収に力を入れている日本電産(以下、NIDEC)は4月24日、米国の家電メーカーWhirlpoolから冷蔵庫部品メーカーのエンブラコを買収すると発表した。10億8,000万ドル(約1,170億円)におよぶ今回の買収は、2017年に同社が買収した米国有数の産業コングロマリットであるEmerson Electric社のモータ・ドライブ事業および発電機事業に次いで大きなものとなった。
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NIDECは主要製品をハードディスクドライブから家電製品、自動車、ロボット部品へと徐々に移行している。これは、欧州、米国、中国における環境規制の強化から、省エネルギー製品の需要が今後も高まっていくと予想されているためである。
人口の減少が続く国内とは違い、欧米や中国は今後も人口増加が予測されており、各国の白物家電の環境規制の需要を取り込みたい考えだ。
消費者にとって魅力的な商品を目指す日本電産は、エンブラコの製造する冷蔵庫用コンプレッサーと自社の省エネモーターを組み合わせることで、より消費者に響く製品の開発を目指していくと思われれる。
同社は2017年にも、冷蔵庫部品のドイツ電機大手セコップグループを買収しており、世界で高まる省エネ家電需要への対応に向けて確実に進んでいるようだ。
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