既に同国の計画投資省はソクチャン省の22か所で行われる風力発電や開発プロジェクトを承認しており、その規模は35,740ヘクタールに上り、1,470MWの発電能力を有するとされている。また、投資家たちも実際の予定地を訪れて、プロジェクトの計画を進めている。
同省は2020年までに、プロジェクトの第一段階である13か所での風力発電プロジェクトを実施し、第二段階で残りの9か所のプロジェクトも実施していく計画だ。
同省の人民委員会で代表を務めるTran Van Chuyen氏は、今後実施される大規模なプロジェクトに際し、投資家のために理想的な環境を作り、多くの投資家を惹きつけることでプロジェクトを効率的に進めたいと話している。
さらに同省は、5月に投資促進会議の開催を予定しており、総額54億U.Sドルともいわれる47のプロジェクトについての覚書を投資家らと交わす見通しとなっている。
風力発電に適していると言われるベトナム沿岸部では平均風速が10㎧もあり、3600㎞の長い海岸線を持つ同国には、国土の約8.6%に大型風力タービンの設置が可能とされている。
また、風力発電は設置にも工期が短く比較的発電コストが低く、風力エネルギーから電気エネルギーへの変換効率にも優れている。さらに太陽光発電と大きく異なる利点は、夜間も活動できるという点だろう。
また、再生可能で空気を汚さず、純国産のエネルギーを使うことができるということも風力発電が注目されている理由で、今後もベトナム国内での投資の機会は増えていくだろう。
(参照)https://en.vietnamplus.vn/soc-trang-province-attracts-clean-energy-investors/129954.vnp