全国ソーシャルサービス委員会(NCSS)のディエズ副最高責任者は「金銭面が社会サービス部門に就職する、あるいは辞める理由ではあってはならないが、賃金は保健医療、教育部門の同様の職と同等であるべき」と語った。
社会・家族開発省が資金を拠出するプログラムで働く労働者には3年ごとに賃金指針が出されており、今回は4月1日付で施行された。
指針賃金は前年度より約6%高い。大学を卒業したばかりのソーシャルワーカーの勧告賃金は前年比4%増の月3,400Sドル(約28万円)。ベテランワーカーは2%増の5,860Sドル(約48万円)。治療専門家は初任給が6%増の3,550Sドル、ベテランは8%増の5,080Sドル(約42万円)。
NCSSの賃金指針は強制力を持たないが、慈善団体の職員のうち75%は、指針に沿った賃金を得ている。
高齢者の増加、社会問題の複雑化で社会福祉事業セクターは過去5年間、年平均10%拡大してきた。しかし治療専門家や障害児支援教師は不足している。このため社会・家族開発省、NCSSは、長期有給休暇、キャリア開発計画の提供など、人材呼び込みのための措置を講じている。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46540/