シンガポールの社会福祉部門で労働者賃金が上昇 高齢化で需要高く
ソーシャルワーカー、治療専門家、障害を持つ子どもを担当する教師など社会福祉事業に携わる労働者の賃金が上昇している。ニーズが高まっているためで、指針賃金は過去5年間で28%上昇した。
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全国ソーシャルサービス委員会(NCSS)のディエズ副最高責任者は「金銭面が社会サービス部門に就職する、あるいは辞める理由ではあってはならないが、賃金は保健医療、教育部門の同様の職と同等であるべき」と語った。
社会・家族開発省が資金を拠出するプログラムで働く労働者には3年ごとに賃金指針が出されており、今回は4月1日付で施行された。
指針賃金は前年度より約6%高い。大学を卒業したばかりのソーシャルワーカーの勧告賃金は前年比4%増の月3,400Sドル(約28万円)。ベテランワーカーは2%増の5,860Sドル(約48万円)。治療専門家は初任給が6%増の3,550Sドル、ベテランは8%増の5,080Sドル(約42万円)。
NCSSの賃金指針は強制力を持たないが、慈善団体の職員のうち75%は、指針に沿った賃金を得ている。
高齢者の増加、社会問題の複雑化で社会福祉事業セクターは過去5年間、年平均10%拡大してきた。しかし治療専門家や障害児支援教師は不足している。このため社会・家族開発省、NCSSは、長期有給休暇、キャリア開発計画の提供など、人材呼び込みのための措置を講じている。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46540/
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