香港の公共Wi-Fi、4割が「亀より遅い」と指摘、通信インフラに商機か?
スマートシティを標榜し、過去10年にわたり約4億ドルをWi-Fiの拡充に費やしてきた香港だが、その公共設備のWi-Fiお粗末さが指摘されている。4月26日付香港各紙によると、これは特区政府審計署(AC)がまとめた公共Wi―Fiに関するリポートであきらかになったもの。
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計3087個のWi-Fiスポットのうち、1171個(38.0%)の通信速度(下り)が3Mbps未満と、政府目標の3Mbps以上に達していないことがわかった。地元マスコミからは「亀より遅い」と揶揄されている状況だが、また利用者も多いとは言いがたく、場所単位では計605カ所のうちの196カ所(32%)の1日あたりの利用者が15人以下にとどまっているという。
なお、通信速度が3Mbps未満の特に遅い場所として、公共図書館14カ所やビクトリア公園、九龍公園などが挙げられている。一般的に3Mbpsはワッツアップでの画像のやり取りにも支障をきたす速度とされている。
ソース:https://www.hkpost.com.hk/20180427_9814/
【DIGIMA NEWS編集部の視点】
日本の公共インフラも整っているとはいえない現状。国によって、ばらつきのある「公共Wi-Fi」の質に関する課題は、大きな商機を生み出す可能性がある。
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