2014年11月からTexhong Textile Groupにより開発されたHai Ha工業団地は、クアンニン省で最大の外国投資プロジェクトであり、資本額は4億5000万米ドル、敷地面積は660haに及ぶ。
工業団地の運営にあたっては、クアンニン省が投資手続き、整地、電力供給システムや道路の整備で多大な支援を行なった。それにより、6キロに及ぶ敷地内道路、変電施設、1日当たり6,000立方メートルの処理能力を持つ排水処理施設が建設された。さらに今年6月には処理能力1万立方メートルの排水処理施設が操業開始を予定している。
この工業団地には糸、染色、テキスタイル、縫製分野の5社が入居しており、6,000人を雇用している。
工業団地への訪問中、ユニクロの調査団はTexhong Textile Group Limitedと入居企業による開発と投資のスケールに強い印象を受けていた。何らかのプロジェクトを工業団地にもたらす可能性についても、明るい見通しを述べた。
ファーストリテイリング社の完全子会社であるユニクロは、日本のカジュアル衣料ブランドでデザイン、製造、小売を行う。世界第4位の大手ブランドであり、東京証券取引所で株価が最も高い企業の一つである。
ユニクロは米国、オーストラリア、英国、フランス、中国、韓国等、世界各国に数千店の店舗を持つ。
ユニクロの調査団は工業団地訪問中、Hualida Garments Co., Ltd.の生産ラインに多大な関心を示していた。これは工業団地、Hualida Garments両者にとって良い兆候である。ユニクロの訪問は彼らのベトナム市場への襲来を意味するのだろうか。もしユニクロがベトナムを世界に輸出を行うための手頃な製造基地とし、さらには店舗も開設することを計画しているとすれば、Zara、H&M、Superdryなどの大手ファッションブランドはすでに競争の過熱するベトナム市場でさらに熾烈な競争に直面することになるだろう。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3357.html