この計画は、2013年9月にミャンマー投資委員会(MIC)から投資許可が下りたが、シュエダゴン・パゴダに近いことからヤンゴン管区政府の建設許可が遅れている。
株式会社フジタの井上部長は「今月末までに建設許可が下りるだろう。許可が出次第、整地作業を開始する方針」とコメント。環境調査を請け負っているREM-UAE社のウイン・ナイン・トゥン氏は「環境調査レポート(EIA/SIA)が5月に完成し、ヤンゴン管区政府に提出する予定」とコメントした。
大型複合商業施設は、ヤンゴン市中心部のシュエダゴン・パゴダ通りとウ・ウィザラ通りの交差点に位置する軍事博物館跡地に建設される。計画地は、ヤンゴン中央駅に近接する立地で、ミャンマーの象徴であるシュエダゴン・パゴダから1マイル以内の距離にあり、ビジネスや商業、観光の中心地として将来的に更なる発展が見込まれるエリア。施設内には「オークラ プレステージヤンゴン」(総客室数390室)が入る予定となっている。
事業主体は、株式会社フジタ、東京建物株式会社、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、地場財閥エーヤー・ヒンター・ホールディングス傘下のYangon Technical & Trading Co., Ltd. の4社。投資額は3億2千万米ドル。