買収取引に関する調査が完了するまで暫定命令は有効。
命令に沿い、ウーバーのプラットフォームは5月7日まで運営しなければならない。市場での地位強化につながるような、ウーバーの業務上のデータ使用をグラブは禁じられる。
タクシー最大手のコンフォートデルグロは、ウーバー子会社でレンタカーのシティー・レンタルズ過半株の取得を計画しているが、取引が成立しない可能性も出てきた。
CCCSはさらに5月7日までウーバーの利用者には顧客サポートが提供されるべきとしているが、専門家は実行性を疑問視している。ウーバーは既に東南アジアから撤退しているからだ。
シンガポール国立大学(NUS)運輸専門家のリー・ダーホーン氏は「ウーバーは東南アジアに資産も職員も残していない」とコメントした。
シンガポール社会科学大学エコノミストのテセイラ氏も「買収契約の取りやめは困難。ウーバー撤退を止める有効な方法はない」と述べた。
中止命令の理由としてCCCSは「市場開放を維持するため。グラブ、ウーバーはライバルであり、2社合わせると大変なシェアで、新規参入が極めて難しくなる」と説明した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46343/