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シンガポールが中国西部の発展を後押し 重慶と情報共有プラットフォーム開設

 
シンガポール事業連盟(SBF)主催で重慶において開かれたセミナーで、シンガポールのチャン・チュンシン首相府相が発表した。
 
CCIは、蘇州工業団地、天津エコシティーに次ぐ3番目の、シンガポールと中国との政府間協力。プラットフォーム開設で通関が迅速になり、中国西部と東南アジアとの物流が円滑になるという。
 
これまでに、重慶で企業が資金を調達する際の金利が0.7ポイント下がる成果があった。また貨物輸送に重慶から広西まで鉄道を利用し、海上輸送でシンガポールまで運ぶルートが開設された。従来の上海経由のルートでは3週間を要したものが、1週間に短縮された。
 
チャン氏はセミナーで現地企業およびシンガポールからの使節団に参加した企業に新ルートの利用を呼びかけた。利用者が増えれば輸送費も下がるという。
 
中国南西部は国土面積の3分の2を占め、人口(推定14億人)の3分の1が住んでいる。チャン氏は「沿岸都市が人口過密になり費用も掛かるようになったら、南西部が有望」とシンガポール企業に進出を呼び掛けた。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/46337/