「積水化学」 シンガポール系の検査機器企業を買収 ASEAN市場を見込む
積水化学工業は、遺伝子検査機器や試薬などの開発・製造を行うシンガポールのベレダス・ラボラトリーズ(VL)を買収した。買収額は明らかにされていない。
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検査薬・検査機器の世界市場規模は約6兆円で、新興国の経済成長に伴い市場拡大が見込まれている。
積水化学はVLを東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の販売拠点として活用する。長年ASEANで事業を展開してきたVLの知見を活かし、製品の認証取得や、現地ニーズに合った技術サービスなど、販売体制の構築を進める。
VLは、独自の検査法による、ジカ熱などの亜熱帯感染症やインフルエンザの遺伝子型判定、結核菌の種別化、薬剤耐性検査、サルモネラ菌などの食品検査、炭疽菌などの生物化学兵器検査など、さまざまな分野において病原体を検出する検査機器製品のラインナップを有しており、積水としてこれらの技術・製品を取り入れ、相乗効果を図る。
VL創業者は分子免疫学で博士号を持つローズマリー・タン氏。資本金は1,177万Sドル(約9億5,391万円)。積水化学はVL株式を、シンガポール国営投資会社テマセク・ホールディングスが出資するアクロン・テクノロジー、スイス系半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスなどから取得した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46273/
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