香港鉄路公司(MTRC)が4日に発表したプレスリリースによると、3日に高速鉄道の車両が石崗車両基地のメンテナンス車庫に停車した際、作業員が後部の車輪4つがレールから外れていることを発見。初歩的な調査ではメンテナンス用レールの一部がわずかながら変形していることが分かり、暫定的に同レールの使用を取りやめている。
5日付香港各紙によると、MTRCは4日に記者会見を行い詳細を説明。事故のあった車両は車両基地に停車しており、特区政府機電署に通報するとともに調査を行っている。
問題のレールはカーブ部分に横方向の圧力がかかって変形したとみられている。メンテナンス用レールはほかに3本あるため、メンテナンスに支障はないほか、開通にも影響しないという。
MTRCの李聖基・庫務営運主管は、事故発生後に試運転は中止しており、安全が確保された後に再開することを明らかにした。
ソース:https://www.hkpost.com.hk/20180409_8294/