外資ブランド優勢のベトナム 国内ブランドが対抗する方法とは?
海外ブランドが続々とベトナム市場に参入しているが、国内ブランドにも国内市場での成功のチャンスは残されている。
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ベトナムのファッションブランドの将来はユニクロ、ZaraやH&Mといった巨大企業との競合により暗いものとなるという悲観的な見方がある。
Blue Exchange、Ninomaxx、PT 2000、Couple TXやCanifaといった国内ブランドはかつて国内市場を席巻していた。
当時すでに香港のBossiniやGiordanoといった中位ブランドがベトナム市場に参入していた。Le Bao Minh Companyとのフランチャイズ契約によりMinisoもベトナムに登場した。しかしこうした外国ブランドがベトナムブランドのシェアを脅かすような事態にはならなかった。
国内ファッション市場の勢力地図を書き換えたのはZaraとH&Mの登場だった。2月のテト前にはZaraやH&Mの店舗前には入店を待つ長い行列ができた。
市場分析会社BMIによる2017年第2四半期の報告書によると、ベトナムの消費者は外国ブランド品の購入により多額を費やす傾向がある。ベトナムのファッション市場(衣類、履物類)の規模は2018年に38億ドルとなると推測されている。そのうち、35億ドルが衣類への支出である。
海外企業の受託生産を主に行うベトナムはファッション産業においては重要な国と見なされてはいなかった。しかし、業界専門家はベトナム国内市場においては国内ブランドに優位性があり、海外ブランドにも負けないと考えている。
ベトナムのファッション企業は国内での販売ネットワークを拡大し、マーケティングキャンペーンを行うことで国内市場での地位を固める必要がある。
北部で人気のあるCanifaは2000年に知名度を上げ、2007年には子供向け製品のマーケティングを開始した。最近ではメディアを使ったキャンペーンにさらに多額を投じている。CanifaはProject RunwayやVietnam Next Top Modelといった人気テレビ番組のスポンサーとなっている。
CanifaのDoan Thi Bich Ngoc CEOは、ファッション企業の弱点は店舗の多くが大都市圏にあり、販売網が限定されていることだと話す。
Couple TXブランドを所有するTruong Thang 社のNguyen Thi Kim Xuyen会長は、同社の2018年の優先事項の一つはフランチャイズ契約により60店舗まで拡大することだと話す。
LeFlairのChu Phuong Doan は、現在ベトナム市場には国内企業による数多くのブランドが登場していると話す。こうした企業の多くがFacebookでの販売に始まり、店舗を開くに至るという。今日では5店舗以上を要するブランドも珍しくないという。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3318.html
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