先月末に開催された臨時株主総会で可決された。今後は戴徳梁行(DTZ)に委託して売却先を探す。販売価格は400億~500億元(約1458億~1823億円)になるとみられ、近年で最も大きな商用不動産売却となる見込みだ。
京華城の大株主は威京(Core Pacific)グループで全体の7割の株を持つ。売場改善や新設備の導入などを行ってきたものの、京華城の業績は年間3億~5億元(約11億~18億円)の赤字となっており、未返済の借入金約100億元(約365億円)と相まって威京グループの大きな負担となっていた。
また、同ビルの建ぺい率認定については長年争議が続いていたが、昨年12月に台北市政府が560%とし、これにより市場価格は100億元近く上昇したとみられる。