フィリピン人が日本で難民申請する本当の理由
難民受け入れに厳しい日本で、2017年の難民認定申請は19628人となり、前年の10901人より、ほぼ2倍の8727人の増加となり、7年連続で過去最多を更新し、同7年間で申請者数は16倍となった。
この記事の続きを読む
申請者の国籍は82ヶ国に上り、国別ではフィリピン人が4895人でトップとなり、ヴエトナの3116人、スリランカ2226人、インドネシア2038人とアジア諸国が大半を占めた。
難民として認定されたのは中東などの紛争国を中心に20人(前年から8人減)のみで、ミンダナオ島全域に戒厳令が布告されているフィリピンからは1人も認定されなかった。
フィリピン人の申請理由だが、借金をして債権者から逃げるため、犯罪者や復縁を迫った相手から脅迫されているなど『私的トラブル』が6割を占め、残る理由も反政府ゲリラなどに狙われているなど、実証の難しい理由が挙げられている。
こういった理由の申請に対して、日本の入管当局は『地域の暴力に巻き込まれる恐れがあるだけでは認定の対象にならならず、政権は充分に取り組んでいる』と言明。
難民条約では『人種、宗教、国籍、政治的意見や特定の集団に属する理由で迫害を受ける恐れのある人』を難民と定義していて、フィリピン人の申請理由とする内容は該当しないと当局は見ている。
2016年のフィリピン人の難民申請数は国別で3位となる1412人であり、一気に3倍以上になったのは、短期滞在資格で日本へ入国し、難民申請の6ヶ月後から日本で働くことが可能なため、最初から就労目的で偽装申請している疑いが強いと当局は見ている。
しかしながら、2018年1月から当局は従来の方式を変更し、在留や就労条件を大幅に制限し、その結果2018年の申請は減っている傾向を見せている。
また、こういった申請は法務事務所と称する日本の行政、司法書士などが関わるが、日本とフィリピンを結ぶ、偽装申請のシンジケートがあるのではと取締り当局は調べを進めている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=454
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
フィリピンが丸見え! 最新フィリピンニュース
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由