香港駐在員の生活コスト、世界4位に後退
香港の物価は世界で4番目に高いことがわかった。
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3月16日付香港各紙によると、これは英国のシンクタンク、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が世界133都市のおよそ150種類の物品とサービスの価格を、米ニューヨークを基準(100)として順位付けしたもの。
今回の調査で香港は111ポイントで昨年の2位から後退し4位に。5年連続1位のシンガポール(116ポイント)はダントツだが、同率2位のパリとチューリッヒ(112ポイント)とは香港と僅差で、香港に次ぐ5位は107ポイントのオスロとなっている。
ほかアジアではソウルが6位に、東京と大阪は同率で11位に。基準のニューヨークはそれに次ぐ13位にランクインしている。
ちなみに最下位はシリアの首都ダマスカスで、香港ではおよそ32ドルの1キロのパンが、ダマスカスでは5ドル以下で買える計算だ。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
2017年、香港の「消費者物価指数」は過去最高値を記録している。
香港の物価が高い状態でキープされている理由のひとつに、中国本土の富裕層の存在がある。そもそも香港の家賃の高さは、世界でもトップクラスだが、その要因として、中国からの富裕層が投資や永住権取得を目的に、香港の不動産を買い占める状況が続いていることが挙げられる。
誤解を恐れずに言えば、住宅を始めとする地価全体の価格上昇が続くことで、住宅や店舗の賃料も上がり、その結果として、企業の商品やサービスを含む経済全体が値上がりし続けているという背景があるのだ。
ソース:https://www.hkpost.com.hk/20180319_7875/
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