今年のシンガポールGDPを3.2%と高水準の予測 米国の対中措置でリスク有
シンガポール金融管理庁(MAS)は3月14日、民間エコノミスト24人に聞いた経済予想を発表した。今年の国内総生産(GDP)増加率予想の中央値は3.2%で、12月に実施した前回調査時の予想(3%)を上回った。
この記事の続きを読む
下振れリスクとして指摘されたのは、トランプ米大統領の最近の動きを理由とする貿易戦争の可能性で、88%の回答者が懸念材料に取り上げた。
鉄鋼・アルミ関税がアジアの貿易に与える影響は限定的だが、トランプ政権が中国を標的にした措置を講じ始めれば、報復措置を招くことは必定だからだ。懸念の2位は中国経済の減速だった。
今回の調査は2月に行った。GDP増加率3.2%との数字は2014年9月時の調査以来の高水準。日本、ユーロ圏、米国経済の見通しが明るいことが背景にある。
項目別予想では、今年の製造業生産高の増加率予想は前回の5.5%から4.3%に下がった。しかし経済成長の柱であることに変わりはなく、特に半導体など電子機器生産は好調を持続する見通しだ。非石油地場輸出は5.5%増の予想。
通年の為替相場は1米ドル=1.29Sドル(約106円)、物価上昇率は1.6%、コアインフレは2.1%の予想だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/46109/
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
シンガポールのビジネス情報サイト【AsiaX】
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由