同社は2025年までに、ベトナム国内に50件のホテルの開業計画を掲げており、今回オープンした最新ホテルは、同地区で最初となる5つ星ビーチリゾートプロジェクトとして、ホテルルーム96室と54棟のヴィラを備えている。
またルートイングループは同地区にて、2015年に締結された訓練契約のもと、ダナンに本拠を置くDong A大学の学生を対象に、日本とベトナムの320軒のホテルチェーンで働くための研修プログラムも開始している。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
現在ダナン市は、積極的に日本を含む海外からの投資家を支援する取り組みをしており、2017年の最初の8ヵ月間では前年同時期の4.6倍となる6,000万米ドルの新規海外直接投資を誘致し、海外投資家らに廃棄物処理やインフラ開発などの分野でのさらなる投資を求めている。
また日本政府は、ダナン市に領事館を開設する計画を立てており、今後数年間で日本企業による同国への進出が勢いを増すことはもちろん、都市や他の中部地域との観光や交流が盛んとなり、観光分野などがさらに活気を帯びてくることは間違いない。
観光分野においては、白砂のビーチが続く海岸を有し、観光地としても注目されるダナンは、特にこの数年で大規模な高級リゾートホテルが次々と建設されており、日本や中国、韓国のアジア圏からはもちろんのこと、ヨーロッパやロシアからの観光客も数多く訪れるようになっている。
そのような背景の中、いち早く地域に5つ星ホテルを開業させたルートインの今後の稼働率などに世界のホテルが注目していくことになるだろう。
(参照)https://en.vietnamplus.vn/japanese-firm-launches-fivestar-resort-in-quang-nam/127660.vnp