3月8日付香港各紙によると、これは保険業管理局(IA)が発表した2017年の保険料支払いに関する調査であきらかになったもの。
第1~3四半期の本土住民の新規契約は前年同期比17%あまりの減少。うち第3四半期は同約47%の大幅減となった。ただし、継続している保険契約の支払額は2けた以上の伸びを見せた。
保険会社が本土住民の銀聯カードなどによる決済受け付けを2016年末に停止したことが直接の要因だが、資金流出を避けたい中国政府の対策が功を奏したともいえる。ただ同局の許美瑩・執行董事によると、「第4四半期分の額が第3四半期とほぼ変わらない状況」と述べ、減少のペースが鈍化していることを示唆した。