統計データによれば、インドの円融資は数年停滞していたが、2017年に急激な増加を見せている。
投資や消費の活性化を目的として導入されたマイナス金利政策により、日本国内では金利低下が誘導されたことで、インド企業はサムライローンによる資金調達を狙っているようだ。
インド鉄道金融公社と国営火力発電公社は10年間でそれぞれ2億5000万ドル、3億5,000万ドル相当の円融資を計画している。
一方でカナダ大手スコシアバンク・インドのManmohan Singh氏は、日本の大手銀行が長期融資に関心があると述べた上で、それらの銀行は企業のレーティング(返済能力)に敏感であることから、インドのごく一部の大手企業に望みがあると語っている。