日本政府が支援するフィリピン・首都圏のバイパス建設計画、フェーズ3へ
JICAフィリピン事務所長を務める伊藤晋氏と同国のドミンゲス財務相は2月28日、マニラ首都圏の交通渋滞の緩和を図るため、94億円規模とされるルソン島中部ブラカン州の幹線道路バイパス建設計画(フェーズ3)の円借款契約を結んだ。
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同国のドテルテ大統領は政権発足後、「ビルド・ビルド・ビルド」と呼ばれる大規模なインフラ整備計画を強力に推し進めており、日本からの政府開発援助(ODA)の支援のもと、2004年と2012年に総額109億円に上るフェーズ1とフェーズ2のバイパス建設を進めてきた。
ブラカン州のフェーズ3のバイパス建設は、北ルソン高速道路とマハリカ鉄道を結ぶほか、4車線へと国道を拡大する計画だ。
日本が支援する本プロジェクトによる首都圏近郊の渋滞緩和が、地方との食糧の流通改善に繋がるため、アグリビジネスを中心として、同国の更なる経済成長が期待される。
(参照)http://business.inquirer.net/246729/ph-japan-ink-9-4-b-yen-loan-bulacan-road-plan
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