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ベトナムでコンビニが台頭 立地・サービスで小規模小売店を圧倒

 
Circke KやVinmartのようなコンビニエンスストアはホーチミン市の至るところに存在する。小規模小売店と違って、これらのコンビニ店舗にはエアコンがあり、顧客が無料で利用できるwifiもある。
 
タンビン区のNguyen Thi Nhuさんは、以前は彼女が経営する店舗で家族全員を養うことができたが、 現在では難しいと話す。彼女はコンビニに置いてないものを売るしかない。
 
タンフー区の店員Truong Thu Yさんは、「5−7年前には、3店舗で2人を雇用していたが、今では誰も雇うことができない。悲しいが、これが現在の潮流だから受け入れるしかない」と話す。こうした変化は市の中心部だけではなく、郊外にも多数のコンビニが出店している。
 
ゴーヴァップ区の顧客Le Lanさんは「とにかく便利だ。5分で買い物をして、店を出ることができる。製品は多様だし、品質もコンビニ以外の小売店よりも信頼している」と話す。
 
多くの投資家はホーチミン市で事業をさらに拡大することを計画している。Vinmartはさらに数百店舗を開設予定で、海外資本のCircle K、B’s Mart、Family Martも急速に拡大している。GS25とToromartはHoc Monや、Cu Chiといった都市近郊部にも店舗を開設する計画である。
 
苛烈な競争によって、多数の国内コンビニエンスストアブランドが閉店している。
 
業界専門家によると、海外投資家はまず都市中心部の有利な立地を抑え、その後農村部にも拡大している。
 
Saigon Co.opのNguyen Anh Duc副社長は、国内投資家もまだ競争できると考えている。「海外投資家には経営経験と資本があるが、国内投資家は市場と消費者の嗜好についての深い理解がある」と彼は話す。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3283.html