新たな合弁会社への両社の出資比率はそれぞれ、鴻海が51%、シャープが49%となり、約30億円を投資する予定だ。
今回の動きは、自律運転技術が乗用車においても採用され、それによって電子部品の需要が高まっていることに起因しており、乗用車の電装化も進んでいるため、2社はシャープの技術力と鴻海の販売網を合わせ、世界の自動車大手への納入拡大を目指す。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
中国では自律自動車の注目度が高く、米国のビッグ3であるフォード・モーターが2017年12月に発表した調査においても、中国の市民たちが自律自動車に対し好意的な見通しを持っており、1万人の回答者のうち、実に83%が「自律車の未来に期待している」と述べたとされている。このことから、中国での自律自動車市場は今後も大きな成長が期待できるのは間違いない。
(参照)https://www.asiaventurepedia.com/2018/02/25/sharp-and-hon-hai-to-jointly-develop-automotive-cameras/