再生可能エネルギー開発が盛んなベトナムで「シャープ」が太陽光発電所を建設
シャープ株式会社は、ベトナムにおける太陽光発電所(メガソーラー)の建設を、不動産やエネルギー、農業、教育などの事業を手掛けるタインタインコングループ傘下のザライ電力より受注したと発表した。
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新たな発電所は、ベトナム北中部のトゥアティエン・フエ省に建設され、約48MW-dcの出力と、年間発電量は約61,570MWhとなり、ベトナム一般家庭の年間消費電力量で換算すると、約32,628世帯分に相当する電力を提供することができるという。
近年、経済発展が目覚ましいベトナムでは、産業化が進む中でエネルギー需要が2016年から2020年にかけて年間10%以上増加すると予測されている。同国政府の掲げる電力開発計画では、再生可能エネルギーのシェアを2020年には約7%に、2030年には10%を上回ることを目指している。
太陽光発電については、2030年までに12,000MW以上に引き上げることを計画しており、シャープは今回の発電所の建設を契機としてベトナム各地への太陽光発電所の設置を積極的に提案していきたい考えだ。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
ベトナム国内では再生可能エネルギーの開発が盛んにおこなわれており、中南部や南部などではその気候条件を生かし、風力発電計画が相次いで発表されている。目覚ましい経済発展と、政府の推し進める政策が相まって、現在ベトナム再生可能エネルギー分野は最大の盛り上がりを見せているといっても過言ではない。
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