大手信販ジャックス、カンボジアに新会社を設立 ASEAN市場で事業拡大
2018年1月にカンボジア国立銀行から営業許可証を受けた日本の大手信販会社・株式会社ジャックス(以降、JACCS)は、三菱UFJフィナンシャル・グループと共に、カンボジアに子会社を開設すると発表した。
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新会社の名前は、ジャックス・ファイナンス(カンボジア)で、資本金は250万ドルとなっており、日本の二輪車への融資サービスの提供や、将来的には家電製品や自動車まで融資サービスを拡大する計画だ。
カンボジアは2011年以降、7%を超える高い経済成長率を維持しており、中間所得層の増加、所得水準の上昇により、二輪車や家電製品などの消費財需要は引き続き増加すると見込まれている。
しかし、二輪車や冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの白物家電は普及率が低く、こうした比較的高額で長期間使われる商品が中間所得者に広く行き渡るのはこれからだとされている。その購買意欲が高い中間所得層をターゲットに、カードの普及より先に、利便性の高い決済手段であるショッピングクレジット市場の大きな成長が見込まれている。
現在JACCSは、アセアン諸国を中心に海外事業の開発を進めており、2010年にはベトナム、2012年にインドネシア、2016年にフィリピンに進出しており、カンボジアは第4番目のアセアン諸国への進出となる。同社がアセアン諸国に注力するのは、経済の発展の他にも親日であることが挙げられている。2013年度に外務省が実施した対日世論調査では、日本企業進出に対する好意的な回答が95%を占めており、アセアン諸国全体で日本企業を歓迎するムードがあるのは間違いない。
(参照)http://www.khmertimeskh.com/50110506/japanese-consumer-credit-provider-enters-local-market/
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