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「東レ」がインドにて大規模事業用地を取得 同国への本格進出を見据えての150億円の巨額先行投資

 
第1弾として、オムツ用のポリプロピレン不織布の製造設備を設置し、需要が増す衛材用ポリプロピレンスパンボンド事業の新拠点とする。同施設は2020年4月の稼働開始を予定しており、生産能力は年間約1万8000トンに上る。

 

さらに自動車市場では、拡大する高機能樹脂需要に対応するためのナイロン及びPBT樹脂コンパウンドの新拠点も設立予定されている。

 
 
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
 
安定した経済成長の続くインドは、生活水準の向上で生活必需品や自動車の需要が大きな伸びを見せており、メーカーにとって魅力的なマーケットとなっている。東レはポリプロピレン不織布市場においてアジアで首位となっており、年率16%の成長率を誇るインドの市場は目を見張るものがある。

 

今後、さらに加速するであろう経済発展による所得の増加に伴い、急速に増加するとみられる需要への対応に向け、主要衛材メーカーは積極的にインドでの事業拡大を推進しており、近い将来、最も競争力の高い市場のひとつになることは間違いなさそうだ。

 

 

(参照)https://www.asiaventurepedia.com/2018/02/20/japans-toray-plans-new-indian-factory-for-diaper-fibers/