インド・ビハール州首相が来日 インドへの日系企業参入の余地が広がる
インド・ビハール州の首相である二ティッシュ・クマール(Nitish Kumar)氏は2月19日、貿易産業の役員などを始めとした他11人のメンバーとともに日本を訪問した。
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今回の訪問は、ニューデリーでの有益な投資情報の共有を日本政府側より招へいにより実現した。同氏は、東京都内で開催される、同州におけるインフラ整備および産業プロジェクトへの投資機会についての起業家および金融機関向けビジネス・セミナーに出席する。
Road Construction Department(道路建設局)のナンド・キショア・ヤダウ(Nand Kishore Yadaw)局長は、日本からの援助を得るため、ニューデリーの現状について伝える予定だ。さらに同氏は、Patna-Gaya-DobhiおよびRajgir-Biharsharifを結ぶ4車線道路建設のため、日本国際協力機構(JICA)より約300億ルピーが提供される他、その他のインフラプロジェクトに対する資金援助も引き続き実施されることを明らかにした。
インドは経済発展のスピードに対し、インフラ整備の遅れが指摘されており、同国は過去数年にわたって有望な企業進出先として考えられているが、インフラの整備が不十分であることから、進出へのボトルネックになっているのが現状である。
同州はインド東部に位置し、ブッダが悟りの境地に至ったブッダガヤなど仏教関連施設が有名で、経済面では経済成長率が12%を超えるなど成長が著しく、人口の8割が農業に従事しているため、野菜や果物の生産ではインドの中でも有数の生産量を誇っている。
今回の訪問を通してインフラ整備が促進されることで、産業分野はもちろん、農業分野においても日本企業参入の余地が広がることに大いに期待できる。
(参照)https://www.telegraphindia.com/states/bihar/nitish-japan-trip-focus-on-b-b-208578
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