東南アジアのモバイルeコマース市場、ベトナムの伸び率が最大 PC経由のトラックは各国で低調
IPrice が発表した2017年の東南アジア地域のeコマースに関する最新の報告書によると、東南アジアのモバイルeコマース市場ではベトナムの伸びが最も顕著となっている。
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過去12ヶ月、ベトナムの携帯電話使用率は平均で19%上昇し、eコマースウェブサイトのトラフィックの72%を占めるまでになった。他の東南アジア諸国と比較すると、ベトナムの伸び率は26%と最も大きい。
しかし、携帯電話経由のアクセスがトラフィックに占める割合では、eコマースウェブサイトのトラフィックの87%が携帯電話経由のインドネシアがベトナムを上回る。一方、パソコンを経由したトラフィックはどの国でも30%以下にとどまる。
ベトナムはウェブサイトのコンバージョンレート、つまりウェブサイトを訪れた人のうち購入に至った人の割合が65%と最も高い。シンガポールとインドネシアが僅差でベトナムに続く。
一方、クレジットカード利用率の低さ(シンガポールを除く)により、eコマース事業者は客層を広げるためにより多様な支払いオプションを提示している。
ベトナムでは86%の事業者がオンラインでの支払いを提示しているが、代金引き換えができる事業者も80%以上に達する。これに加えて、ベトナムでもタイでも、50%近い事業者がオフラインで支払いのできる場所を指定している。
これはThe gioi gi dong (Vietnam Mobile World)、 FPT Shop、Nguyen Kim等に代表される、オンラインからオフラインというeコマースモデルが人気を集めていることも一因となっている。
しかし、1人当たり国内総生産が東南アジア諸国と比較しても6880米ドルとまだ低いベトナムでは、1回の平均購入額は23米ドルと域内で最も低い。
IPriceは東南アジアで規模の大きな6市場、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナムで事業を展開するeコマース企業1000社以上から得られたデータを利用している。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3253.html
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