日本政府、保健医療サービスが遅れているラオスの「病院整備計画」に19億円を無償提供
日本政府は2月9日、ラオス首都ビエンチャンにおいて19億4,000万円を限度とする無償資金協力「セタティラート病院及びチャンパサック県病院整備計画」に関する交換公文の署名を行った。
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同署名は、引原毅駐ラオス大使とカンパオ・ウーンタヴォン外務副大臣との間で交わさており、同プロジェクトでは該当病院の施設及び医療機材の整備、地域の医療人材育成の支援が行われる。
ラオスは,2016年時点の国連開発計画による「人間開発指数」が世界188か国中133位と東南アジア地域で保健セクターの開発が遅れている地域の1つだ。なかでも保健医療施設では、保健医療サービスの提供に必要な人材の不足や機材の劣化が大きな課題となっており、保健システムが依然として整っていない。
同プロジェクトによって両病院の外来患者数や手術件数などの増加が期待されており、同国のブンニャン・ウォーラチット大統領も2月7日、公立病院や医療センターに寄せられている市民の声を受け、保険セクターの改善を急ぐよう声明を出している。
(参照)http://kpl.gov.la/En/Detail.aspx?id=31767
http://annx.asianews.network/content/lao-president-calls-upgrade-health-services-66705
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