「明電舎 」がシンガポール鉄道(MRT)の電源システムを受注 鉄道インフラ需要の増加が背景
陸運庁(LTA)は2月9日、MRT(地下鉄・高架鉄道)南北線と東西線の電源システム、軌道回路システムを更新するための工事を総額5億7,300万Sドル(約470億円)で明電舎などに発注したと発表した。両線は老朽化しており、故障も発生しやすくなっているため設備を一新し、安全、スムーズな運行につなげる。工事は2020年初頭に完了の予定だ。
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明電舎のシンガポール法人、明電シンガポールは電源システムを5億Sドル(約409億円)で受注した。停電が起こると、電源が自動的に切り替わる設備だ。
リアルタイムでモニターする機能もあり、障害、故障を予知、特定する能力がこれまでより増す。
変圧所3カ所の能力を引き上げる。これにより運行本数を増やすことが可能になり、電源網の回復力も強まるという。明電グループはLTA向けに、80年代のMRT開業当初から多くの鉄道用電力設備を納入してきた。
LTAは軌道回路の入れ替え工事を独シーメンスと仏エンジーの共同企業体に7,300万Sドル(約60億円)で発注した。新信号システムと連動して列車の位置を感知する。鉄路破断も探知できる。
LTAは南北線、東西線の信頼を高めるため複数のシステム改善を進めており、信号系統改善は年内に終わる予定だ。老朽化した列車も入れ替える。
ソース:http://www.asiax.biz/news/45864/
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