JICA、ミャンマーの主食である米の品種改良を支援 イネゲノム育種計画を実施
国際協力機構(以下、JICA)は1月30日、ミャンマー政府との間で、同国におけるイネゲノム育種システム強化を目的とする5年間のプロジェクトに関する討議議事録に署名したと発表した。
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同プロジェクトは、九州大学大学院農学研究院および名古屋大学生物機能開発利用研究センターの協力のもと、ミャンマーにイネゲノム育種を導入し、稲作には不利とされる環境にも適したイネ有望系統を開発することを目指す。
具体的には、現地の農業環境に適応している在来品種の特性に対し、DNAマーカー選抜を行い、高収量、病害虫に強い形質を効率的に付加することで品種改良を行っていく。
その結果、稲作に適さないとされてる環境であっても、高収量を得られる新品種が普及し、ミャンマーの稲作農家の生産量と収入を向上することが期待される。
ミャンマーでは、農業がGDPの28.6%、農業の就業人口も全体の61.2%を占める重要産業であり、コメが国民の摂取カロリーの大半を占めていることから、ミャンマーの食料安全保障上もっとも重要な穀物とされている。
(参照)https://www.mmtimes.com/news/myanmar-adopt-genomic-rice-breeding-practices-jica-support.html
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